これまで何回も探して見つけられなかった
「弘法の清水」。バス発車まで30分あるので
歩いてみました。
 駅から徒歩数分。予想以上に駅前だった。
 バス乗り場はなんというごった返しぶり。どれだけ
登山ブームなのだろう。ヤビツ行は午前中は3本が
原則。当然、臨時バスが頻繁に発車していく。列
が引くまでマックで朝めし。
 ヤビツ峠も凄い混雑ぶり。満員すし詰め状態の立ちっ
ぱなしで40分。既に疲れた。大山山頂までは今日の
目的ではないので、最短のここからの登山にした。
 約一時間で27丁目。山頂に用はないので御中道を
通ってトラバースする。
 北尾根はこの中継所の裏手から。
 わが町から見える山頂の電波中継所。
 間髪入れず、ここから北尾根ツアーのスタートです。情報に乏しすぎて、
ここから先へ進めない事数回ありました。「クマ出現!」の看板に、ナイフ
とクマベル下げていざ出発です。
 いきなり鹿柵。脚立を越えて侵入します。
 そして、いきなりのヘビー級な急斜面。
 「表尾根」が素晴らしい。向こうには富士山。
 急斜面はすぐに穏やかに。す、素晴らしいヤセ尾根です。
 進行方向左側に、変な物体が現れました。
崖っぷちだし、ガードレール?
 反対側には波模様が・・・???
 答えが見れて大ラッキーな日でした。
 近くで職人さんが植林していました。
 先頭車両です。
 分岐したり、合流したり、結構凝った
システムみたい。
 正にレールが合流する下に埋め込まれた
「113」の石柱。これが「ネクタイ尾根」への
目印です。
 113石柱から、右手に下ると在りました。
 2000年頃に名付けられた通称「ネクタイ尾根」。「唐沢峠」まで
通じているそうです。見晴台方面から唐沢峠に向かうより遥かに
近道ですが、勇気は要ります。
 ネクタイが古くなると、付け替えるそうです。
 この場所は記憶しておかないとね。
 寄り道は終わり。「西沢の頭」に向けて再出発。
 それにしても素晴らしい細い尾根。この辺で尾根が
左右に分かれていました。勘で左に。
 ヤビツで降りたバスの乗客の大多数が表尾根に向かいました。
今頃混んでいるでしょうね。北尾根ではここまでで一人しか
逢っていません。方向は合っているのでしょうか?
 合ってました。大山から50分で「西沢の頭」に
着きました。表札みたいなピーク名の標。
 誰もいない山頂。
 ルートのないナビ地図。ピークは載っています。
 最近まで、この標一本だけだったそうな。
 次なるピーク「ミズヒの頭」に向かい
ます。
 ここが「ミズヒの頭」でしょうか。
「大山 北尾根」としか書いてありません。
 更に進んで表札ありました。ここがピークです。
 3~4人のグループとすれ違いました。
 朝マックのホットドッグの行動食摂ります。
 支尾根を間違えて引き返す事何回目でしょう。
 突然、進行方向左側に崩落個所が。
この先、尾根は左にカーブする様子です。
一本松が見えてきました。
DSC00760 手前一本目の松です。
 奥の松です。
 一本松から、大山方向を振り返ります。
 北尾根の軌跡が伺える箇所です。この先、尾根が広くなり
踏み跡が不明瞭でした。思わぬ方向から大山に向かうグループ
が現れたので、ルートを見失わなかったのはラッキーでした。
  グループのやって来た方向に
進路修正する。
 ご覧の通り、どっちへ進めばいいのやら。「913分岐点」は、
「16号鉄塔」の傍とのネット情報。とりあえず、前歩に見える
鉄塔目がけて進路をとります。
 鉄塔が近くに迫ってきた。
DSC00767  近い!
DSC00768  更に近い!
DSC00769  更に更に近くなった。
更に更に更に近くなった。
真下! そして・・・
 あっ、やっぱり。
 真下から見上げていると、天地が逆になった錯覚を起こして、
自分が転落しているみたい。
 記念写真も逆光とピントズレに終わりました。
DSC00774  なんか、この地点好きになりました。
 また逆光。
 なんという場所?私は人工物大好きです。特に、自然と
人工物の調和は現世こその風景です。
「新多摩線鉄塔」だって。道はありません。
 長い休憩終わって腰を上げたら「913m分岐」でした。看板壊れて
落ちてます。この先どうしよう?地獄沢や札掛からヤビツに戻るのも
風情がないし、バスは一日乗車券なので、思い切って「煤ヶ谷」へ。
 かなちゅう一日乗車券。今回は前売りタイプを利用。
これだと自宅~最寄り駅間も使える。但し、スクラッチを
削り間違えると1000円ドブ捨てになる可能性あり。
 益々人通りが少ない地域なので、GPSは繋ぎっぱなしで
歩きます。石柱が随所にあるので、これを命綱に進みました。
主尾根から離れれば、石柱を見なくなるはずです。
 コケに覆われた石柱です。
 画面右に石柱です。
 ここにもあった。
 狭い尾根に邪魔な木です。
 細い尾根のど真ん中に石柱あります。
 石柱が現れればGOです。
 ここにもあります。
 前方にベンチと、標の裏側が見えました。
 通り過ぎて振り返ると、ここが「一ノ沢峠」でした。
 いとも簡単でした。一度も支尾根への
誤進入はなかったです。
 ベンチ一つと立て標。いかにも峠らしい佇まい。
我が丹沢ベスト5に入る峠です。
 ここはスマホのマップに登山道が記されています。ここで「大山北尾根は
終わり」と思いきや、まだまだ北に続きます。622地点からトンネルの上を
通って、金沢キャンプ場が尾根の終焉。
 黒岩方面に進むと、すぐに林道が
見えてきました。
 林道への出口。物見峠まで
林道歩き4.3Kmです。更に
バス停の煤ヶ谷まで2.4Km。
 物見峠まで登山道も存在しますが、
しばらくの間通行止めになっています。
 林道歩きの助っ人として、今回はWi-Fiスピーカーを
持ち込みました。このまま背負えば、カーステよりいい
音出ます。
おーっ、幻の山・鍋嵐。
 なんとこの林道、物見まで全て上り坂でした。アップテンポな
BGMが災いして疲れがピークに達してしまいました。左奥には
丹沢三峰の素晴らしい尾根が延びていました。
 途中から途中までの林道歩き。両端には
ゲートがあるのでしょうか? 車は一台も目に
しませんでした。
 1時間かかって、やっとトンネルが見えました。
そのまま直進すれば土山峠に行ってしまいます。
 煤ヶ谷へは、登山道から峠経由で
近道です。
 今シーズン最後の登りなので、気合を
入れて登ります。
 僅か300m程で「物見峠」でした。
 昨年訪れています。今回はその時の
コースを直角に突っ切る形です。
 一方向にだけ視界が開けていて、
丹沢の峠で3番目に好きな峠です。
 記念写真です。昨年来たときは
カメラ不携帯だったので、初めての
記録になりました。
 ベンチ1つと立て標2本のバランスの
とれた風景です。
 「物見峠」は山ビルのメッカでもあります。
 撮るだけ撮って、早々に引き上げます。
夏場は来れないです。
 バス停まで最後の登山道下りです。地図によると
1時間5分ほどです。バスの時刻表は毎時4分です。
 トレイルランにもってこいの傾斜です。
 トレイルラン靴なので、自然に駆け出します。
 グループ3組を抜き去りました。バスには
余裕で間に合いそうです。
 人家が見えてきました。
 たいそう立派な登山口でした。
 煤ヶ谷は谷太郎川沿いの街です。
 県道に出て、バス停がありました。
 森永ココアで疲れを癒します。
 いかにも疲れてます。それ程の登りや距離では
なかったのですがね。
 4~5分遅れでバスがやってきました。
 大山に始まって、大山に終わる今
シーズンの山行期間でした。
大山北尾根
prtr600
Author: prtr600 (ID: 10718)
Posted: 2011-11-26 11:21 GMT+00:00
Mileage: 31.24 km
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Tags: Adventure
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今シーズン最後の山行日記は「大山北尾根ルート」

DSC00716
 これまで何回も探して見つけられなかった
「弘法の清水」。バス発車まで30分あるので
歩いてみました。
DSC00717
 駅から徒歩数分。予想以上に駅前だった。
DSC00718
 バス乗り場はなんというごった返しぶり。どれだけ
登山ブームなのだろう。ヤビツ行は午前中は3本が
原則。当然、臨時バスが頻繁に発車していく。列
が引くまでマックで朝めし。
DSC00720
 ヤビツ峠も凄い混雑ぶり。満員すし詰め状態の立ちっ
ぱなしで40分。既に疲れた。大山山頂までは今日の
目的ではないので、最短のここからの登山にした。
DSC00721
 約一時間で27丁目。山頂に用はないので御中道を
通ってトラバースする。
DSC00722
 北尾根はこの中継所の裏手から。
DSC08755
 わが町から見える山頂の電波中継所。
DSC00723
 間髪入れず、ここから北尾根ツアーのスタートです。情報に乏しすぎて、
ここから先へ進めない事数回ありました。「クマ出現!」の看板に、ナイフ
とクマベル下げていざ出発です。
DSC00724
 いきなり鹿柵。脚立を越えて侵入します。
DSC00725
 そして、いきなりのヘビー級な急斜面。
DSC00726
 「表尾根」が素晴らしい。向こうには富士山。
DSC00727
 急斜面はすぐに穏やかに。す、素晴らしいヤセ尾根です。
DSC00728
 進行方向左側に、変な物体が現れました。
崖っぷちだし、ガードレール?
DSC00729
 反対側には波模様が・・・???
DSC00730
 答えが見れて大ラッキーな日でした。
 近くで職人さんが植林していました。
DSC00731
 先頭車両です。
DSC00732
 分岐したり、合流したり、結構凝った
システムみたい。
DSC00733
 正にレールが合流する下に埋め込まれた
「113」の石柱。これが「ネクタイ尾根」への
目印です。
DSC00734
 113石柱から、右手に下ると在りました。
DSC00735
 2000年頃に名付けられた通称「ネクタイ尾根」。「唐沢峠」まで
通じているそうです。見晴台方面から唐沢峠に向かうより遥かに
近道ですが、勇気は要ります。
DSC00736
 ネクタイが古くなると、付け替えるそうです。
DSC00741
 この場所は記憶しておかないとね。
DSC00743
 寄り道は終わり。「西沢の頭」に向けて再出発。
 それにしても素晴らしい細い尾根。この辺で尾根が
左右に分かれていました。勘で左に。
DSC00744
 ヤビツで降りたバスの乗客の大多数が表尾根に向かいました。
今頃混んでいるでしょうね。北尾根ではここまでで一人しか
逢っていません。方向は合っているのでしょうか?
DSC00745
 合ってました。大山から50分で「西沢の頭」に
着きました。表札みたいなピーク名の標。
DSC00746
 誰もいない山頂。
DSC00748
 ルートのないナビ地図。ピークは載っています。
DSC00749
 最近まで、この標一本だけだったそうな。
DSC00750
 次なるピーク「ミズヒの頭」に向かい
ます。
DSC00752
 ここが「ミズヒの頭」でしょうか。
「大山 北尾根」としか書いてありません。
DSC00753
 更に進んで表札ありました。ここがピークです。
 3~4人のグループとすれ違いました。
DSC00757
 朝マックのホットドッグの行動食摂ります。
DSC00758
 支尾根を間違えて引き返す事何回目でしょう。
DSC00759
 突然、進行方向左側に崩落個所が。
この先、尾根は左にカーブする様子です。
一本松が見えてきました。
DSC00760 手前一本目の松です。
DSC00761
 奥の松です。
DSC00762
 一本松から、大山方向を振り返ります。
DSC00763
 北尾根の軌跡が伺える箇所です。この先、尾根が広くなり
踏み跡が不明瞭でした。思わぬ方向から大山に向かうグループ
が現れたので、ルートを見失わなかったのはラッキーでした。
DSC00764
  グループのやって来た方向に
進路修正する。
DSC00765
 ご覧の通り、どっちへ進めばいいのやら。「913分岐点」は、
「16号鉄塔」の傍とのネット情報。とりあえず、前歩に見える
鉄塔目がけて進路をとります。
DSC00766
 鉄塔が近くに迫ってきた。
DSC00767 近い!
DSC00768 更に近い!
DSC00769 更に更に近くなった。
DSC00770
更に更に更に近くなった。
DSC00771
真下! そして・・・
DSC00772
 あっ、やっぱり。
DSC00773
 真下から見上げていると、天地が逆になった錯覚を起こして、
自分が転落しているみたい。
 記念写真も逆光とピントズレに終わりました。
DSC00774 なんか、この地点好きになりました。
DSC00775
 また逆光。
DSC00776 ここは一体何処?
 なんという場所?私は人工物大好きです。特に、自然と
人工物の調和は現世こその風景です。
DSC00778
「新多摩線鉄塔」だって。道はありません。
DSC00779
 長い休憩終わって腰を上げたら「913m分岐」でした。看板壊れて
落ちてます。この先どうしよう?地獄沢や札掛からヤビツに戻るのも
風情がないし、バスは一日乗車券なので、思い切って「煤ヶ谷」へ。
DSC00828
 かなちゅう一日乗車券。今回は前売りタイプを利用。
これだと自宅~最寄り駅間も使える。但し、スクラッチを
削り間違えると1000円ドブ捨てになる可能性あり。
DSC00780
 益々人通りが少ない地域なので、GPSは繋ぎっぱなしで
歩きます。石柱が随所にあるので、これを命綱に進みました。
主尾根から離れれば、石柱を見なくなるはずです。
DSC00781
 コケに覆われた石柱です。
DSC00782
 画面右に石柱です。
DSC00783
 ここにもあった。
DSC00784
 狭い尾根に邪魔な木です。
DSC00785
 細い尾根のど真ん中に石柱あります。
DSC00786
 石柱が現れればGOです。
DSC00787
 ここにもあります。
DSC00788
 前方にベンチと、標の裏側が見えました。
DSC00789
 通り過ぎて振り返ると、ここが「一ノ沢峠」でした。
DSC00792
 いとも簡単でした。一度も支尾根への
誤進入はなかったです。
DSC00793
 ベンチ一つと立て標。いかにも峠らしい佇まい。
我が丹沢ベスト5に入る峠です。
DSC00794
 ここはスマホのマップに登山道が記されています。ここで「大山北尾根は
終わり」と思いきや、まだまだ北に続きます。622地点からトンネルの上を
通って、金沢キャンプ場が尾根の終焉。
DSC00795
 黒岩方面に進むと、すぐに林道が
見えてきました。
DSC00796
 林道への出口。物見峠まで
林道歩き4.3Kmです。更に
バス停の煤ヶ谷まで2.4Km。
DSC00797
 物見峠まで登山道も存在しますが、
しばらくの間通行止めになっています。
DSC00799
 林道歩きの助っ人として、今回はWi-Fiスピーカーを
持ち込みました。このまま背負えば、カーステよりいい
音出ます。
DSC00800
おーっ、幻の山・鍋嵐。
DSC00801
 なんとこの林道、物見まで全て上り坂でした。アップテンポな
BGMが災いして疲れがピークに達してしまいました。左奥には
丹沢三峰の素晴らしい尾根が延びていました。
DSC00803
 途中から途中までの林道歩き。両端には
ゲートがあるのでしょうか? 車は一台も目に
しませんでした。
DSC00804
 1時間かかって、やっとトンネルが見えました。
そのまま直進すれば土山峠に行ってしまいます。
DSC00805
 煤ヶ谷へは、登山道から峠経由で
近道です。
DSC00806
 今シーズン最後の登りなので、気合を
入れて登ります。
DSC00807
 僅か300m程で「物見峠」でした。
DSC00808
 昨年訪れています。今回はその時の
コースを直角に突っ切る形です。
DSC00809
 一方向にだけ視界が開けていて、
丹沢の峠で3番目に好きな峠です。
DSC00810
 記念写真です。昨年来たときは
カメラ不携帯だったので、初めての
記録になりました。
DSC00811
 ベンチ1つと立て標2本のバランスの
とれた風景です。
DSC00812
 「物見峠」は山ビルのメッカでもあります。
 撮るだけ撮って、早々に引き上げます。
夏場は来れないです。
DSC00813
 バス停まで最後の登山道下りです。地図によると
1時間5分ほどです。バスの時刻表は毎時4分です。
 トレイルランにもってこいの傾斜です。
DSC00814
 トレイルラン靴なので、自然に駆け出します。
DSC00815
 グループ3組を抜き去りました。バスには
余裕で間に合いそうです。
DSC00816
 人家が見えてきました。
DSC00817
 たいそう立派な登山口でした。
DSC00818
 煤ヶ谷は谷太郎川沿いの街です。
DSC00819
 県道に出て、バス停がありました。
DSC00821
 森永ココアで疲れを癒します。
DSC00822
 いかにも疲れてます。それ程の登りや距離では
なかったのですがね。
DSC00823
 4~5分遅れでバスがやってきました。
 大山に始まって、大山に終わる今
シーズンの山行期間でした。
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