2010宇治十帖スタンプラリー
宇治駅前は「20茶壷ポスト」のスタンプポイントになり、ここからスタートしました。
20 茶壷(ちゃつぼ)ポイント
宇治橋通り
21 代官所跡(だいかんしょあと)
 橋姫の 心をくみて 高瀬さす 棹のしずくに 袖ぞぬれぬる

光源氏の異母弟の八の宮は宇治の山里で仏道に深く帰依し、俗聖と呼ばれていました。自分の出生への不安から宇治に通ううち、美しい二人の姫君を見い出だします。
 法の師と たづぬる道を しるべにて 思わぬ山に 踏み惑うかも

薫は横川の僧都を訪ね、浮舟が生きていて出家したことを確認します。浮舟の弟小君に文を託してもかたくなに人違いと拒む浮舟に、誰かが恋人にして隠してでもいるかと思う薫でした。
 さしとむる 葎やしげき 東屋のあまり程ある 雨そそぎかな

小将との婚約を破談にされた浮舟は、中の君の許に預けられますが、偶然浮舟を見つけた匂宮が強引に近づきます。それを知った薫は、浮舟を宇治に隠します。
東屋観音
 たちよらむ 陰と頼みし椎が本 むなしき床に なりにけるかな

薫から姫君の噂を聞いた匂宮も宇治に立ち寄り歌を贈ります。やがて八の姫は姫君たちに心を残しつつ亡くなりました。薫は姉の大君へ自らの想いを告げるのですが・・
 身を投げし 涙の川の 早き瀬を しがらみかけて 誰かとどし

意識不明の浮舟を助けたのは横川の僧都とその母尼でした。入水出来なかった浮舟は出家します。僧都から消息を聞いた匂宮の母明石の中宮は、薫にその話を伝えます。
手習いの杜
厳島神社の秋祭り・・
厳島神社
11 厳島神社(いつくしまじんじゃ)
レトロなお店
 たちばなの 小島の色は かはらじを この浮舟ぞ ゆくへ知られぬ

中君への手紙から、匂宮は浮舟が宇治にいることを知り、闇にまぎれ薫のふりをして浮舟と契る・・・情熱的な匂宮と誠実な薫、二つの愛に苦悩する浮舟はついに入水を決意するのでした。
 ありと見て 手には取られず 見れば又 ゆくへも知らず 消えし蜻蛉

浮舟が消え混乱のまま葬送が終わります。大君とは死別し、中君は人のものとなり、浮舟は手に入ったと思えば行方知れず…薫は宇治の姫君たちとのはかない縁を思い独り呟くのでした。
宇治橋に出る
12 橋寺(はしでら)
宇治神社前を通過
恵心院に到着
13 恵心院(けいしんいん)
恵心院本堂でスタンプ
少し戻って宇治上神社へ
 この春は たれにか見せぬむ 亡き人の かたみにつめる 峰の早蕨

父に続き姉をも失った中君を慰めようと、山の阿闍梨は早蕨などを贈ります。やがて匂宮は中君を京へ迎えますが、薫の中宮への親密な態度に嫉妬します。
神社建築では、日本最古の本殿である宇治上神社が鎮座する。拝殿(国宝)は、鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されており、鎌倉時代の優れた建物遺構。本殿(国宝)は平安時代後期に伐採された木材が使われて、一間社流造りの三殿からなる。左右の社殿が大きく中央の社殿が小さい。
14 宇治上神社(うじがみじんじゃ)
 総角に 長き契りを結びこめ おなじ所に よりもあはなん

大君は妹中君と薫の結婚を願いますが、薫は匂宮と中君を強引に結婚させます。
しかし、高貴な匂宮は外出が難しく中宮のもとへ通えません。心痛のあまり大君は薫に見取られながら死んでいきます。
15 大吉山万葉歌碑(だいきちやままんようかひ)
大吉山展望台
興聖寺に出る
興聖寺は仏徳山と号する曹洞宗のお寺で道元禅師を開祖としています。1236年に伏見深草に建てられたのですが途中で廃絶し、1649年、当時の淀城主、永井尚政によって、宇治七名園の一つの朝日茶園であった現在の場所に再興されました
天ケ瀬吊り橋
天ケ瀬発電所に到着
17 天ケ瀬ダム(あまがせ)
スタンプ後 昼食
ダムを見学
当日は放水していない。
ダム湖
ダム事務所
宇治川を下る
古老柿?
白山神社に到着
18 白山神社(しらやまじんじゃ)
白山神社は、宇治川上流の山中にある平安時代の藤原氏ゆかりの神社です。緑あふれる境内林に囲まれた拝殿は鎌倉時代の再建で、重要文化財に指定されています。
社から宇治川に至る紅葉谷の両側にはツブラジイやシリブカガシ、クスノキ等が繁り、秋にはイロハカエデが美しく紅葉します。
水量豊かな悠々宇治川
宇治川に集う水鳥たち
 宿りきと 思ひ出でずば 木のもとの 旅寝まいかに 寂しからまし

匂宮はこころならずも左大臣の娘と結婚をし、同情した中君は、大君に似た異母妹浮舟の事を話すのでした。新しいヒロインの登場です。
宿木の古蹟
この神社の創建年代等については不詳であるが、古くは大和政権下における県(あがた)に関係する神社と見られている。1052年(永承7年)藤原道長が別業(別荘)を寺院である平等院とする際にその鎮守としたとされる。江戸時代末までは神仏混交により三井寺(園城寺)の支配を受けた。
19 県神社(あがたじんじゃ)
県神社拝殿
県通り右折して平等院へ
22 平等院(びょうどういん)
風光明媚な宇治で、藤原一族の栄華を今に伝える平等院は、宇治川の西岸にあった源重信の別荘をその夫人から藤原道長が譲り受け、その子頼通が永承7年(1052年)、寺に改めたもの。
宇治川遊船風景
ゴール(宇治公園・塔の島)
20101031-宇治十帖スタンプラリー
uji_walkman
Author: uji_walkman (ID: 12644)
Posted: 2010-11-04 06:50 GMT+00:00
Mileage: 13.99 km
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Tags: Photography, ウォーキング
Views: 1982
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源氏物語「宇治十帖」の古跡を中心に、世界遺産の宇治上神社、平等院ほか市内の史跡や宇治の自然を歩く「宇治十帖スタンプラリー」です。宇治の恒例イベントとなり
市内外から多くの人が訪れ、宇治の歴史と自然を満喫しています。

2010宇治十帖スタンプラリー
JR宇治駅前
宇治駅前は「20茶壷ポスト」のスタンプポイントになり、ここからスタートしました。
20 茶壷(ちゃつぼ)ポイント
宇治橋通り
21 代官所跡(だいかんしょあと)
9 橋姫(はしひめ)
 橋姫の 心をくみて 高瀬さす 棹のしずくに 袖ぞぬれぬる

光源氏の異母弟の八の宮は宇治の山里で仏道に深く帰依し、俗聖と呼ばれていました。自分の出生への不安から宇治に通ううち、美しい二人の姫君を見い出だします。
8 夢浮橋(ゆめうきばし)
 法の師と たづぬる道を しるべにて 思わぬ山に 踏み惑うかも

薫は横川の僧都を訪ね、浮舟が生きていて出家したことを確認します。浮舟の弟小君に文を託してもかたくなに人違いと拒む浮舟に、誰かが恋人にして隠してでもいるかと思う薫でした。
1 東屋(あずまや)
 さしとむる 葎やしげき 東屋のあまり程ある 雨そそぎかな

小将との婚約を破談にされた浮舟は、中の君の許に預けられますが、偶然浮舟を見つけた匂宮が強引に近づきます。それを知った薫は、浮舟を宇治に隠します。
東屋観音
2 椎本(しいがもと)
 たちよらむ 陰と頼みし椎が本 むなしき床に なりにけるかな

薫から姫君の噂を聞いた匂宮も宇治に立ち寄り歌を贈ります。やがて八の姫は姫君たちに心を残しつつ亡くなりました。薫は姉の大君へ自らの想いを告げるのですが・・
3 手習(てならい)
 身を投げし 涙の川の 早き瀬を しがらみかけて 誰かとどし

意識不明の浮舟を助けたのは横川の僧都とその母尼でした。入水出来なかった浮舟は出家します。僧都から消息を聞いた匂宮の母明石の中宮は、薫にその話を伝えます。
手習いの杜
厳島神社の秋祭り・・
厳島神社
11 厳島神社(いつくしまじんじゃ)
レトロなお店
4 浮舟(うきふね)
 たちばなの 小島の色は かはらじを この浮舟ぞ ゆくへ知られぬ

中君への手紙から、匂宮は浮舟が宇治にいることを知り、闇にまぎれ薫のふりをして浮舟と契る・・・情熱的な匂宮と誠実な薫、二つの愛に苦悩する浮舟はついに入水を決意するのでした。
5 蜻蛉(かげろう)
 ありと見て 手には取られず 見れば又 ゆくへも知らず 消えし蜻蛉

浮舟が消え混乱のまま葬送が終わります。大君とは死別し、中君は人のものとなり、浮舟は手に入ったと思えば行方知れず…薫は宇治の姫君たちとのはかない縁を思い独り呟くのでした。
宇治橋に出る
12 橋寺(はしでら)
宇治神社前を通過
恵心院に到着
13 恵心院(けいしんいん)
恵心院本堂でスタンプ
少し戻って宇治上神社へ
7 早蕨(さわらび)
 この春は たれにか見せぬむ 亡き人の かたみにつめる 峰の早蕨

父に続き姉をも失った中君を慰めようと、山の阿闍梨は早蕨などを贈ります。やがて匂宮は中君を京へ迎えますが、薫の中宮への親密な態度に嫉妬します。
宇治上神社(世界遺産)
神社建築では、日本最古の本殿である宇治上神社が鎮座する。拝殿(国宝)は、鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されており、鎌倉時代の優れた建物遺構。本殿(国宝)は平安時代後期に伐採された木材が使われて、一間社流造りの三殿からなる。左右の社殿が大きく中央の社殿が小さい。
14 宇治上神社(うじがみじんじゃ)
6 総角(あげまき)
 総角に 長き契りを結びこめ おなじ所に よりもあはなん

大君は妹中君と薫の結婚を願いますが、薫は匂宮と中君を強引に結婚させます。
しかし、高貴な匂宮は外出が難しく中宮のもとへ通えません。心痛のあまり大君は薫に見取られながら死んでいきます。
15 大吉山万葉歌碑(だいきちやままんようかひ)
大吉山展望台
興聖寺に出る
16 興聖寺(こうしょうじ)
興聖寺は仏徳山と号する曹洞宗のお寺で道元禅師を開祖としています。1236年に伏見深草に建てられたのですが途中で廃絶し、1649年、当時の淀城主、永井尚政によって、宇治七名園の一つの朝日茶園であった現在の場所に再興されました
天ケ瀬吊り橋
天ケ瀬発電所に到着
17 天ケ瀬ダム(あまがせ)
スタンプ後 昼食
ダムを見学
ダム頂上からの眺め
当日は放水していない。
ダム湖
ダム事務所
宇治川を下る
古老柿?
白山神社に到着
18 白山神社(しらやまじんじゃ)
白山神社
白山神社は、宇治川上流の山中にある平安時代の藤原氏ゆかりの神社です。緑あふれる境内林に囲まれた拝殿は鎌倉時代の再建で、重要文化財に指定されています。
社から宇治川に至る紅葉谷の両側にはツブラジイやシリブカガシ、クスノキ等が繁り、秋にはイロハカエデが美しく紅葉します。
水量豊かな悠々宇治川
宇治川に集う水鳥たち
10 宿木(やどりぎ)
 宿りきと 思ひ出でずば 木のもとの 旅寝まいかに 寂しからまし

匂宮はこころならずも左大臣の娘と結婚をし、同情した中君は、大君に似た異母妹浮舟の事を話すのでした。新しいヒロインの登場です。
宿木の古蹟
県神社
この神社の創建年代等については不詳であるが、古くは大和政権下における県(あがた)に関係する神社と見られている。1052年(永承7年)藤原道長が別業(別荘)を寺院である平等院とする際にその鎮守としたとされる。江戸時代末までは神仏混交により三井寺(園城寺)の支配を受けた。
19 県神社(あがたじんじゃ)
県神社拝殿
県通り右折して平等院へ
22 平等院(びょうどういん)
平等院(世界遺産)
風光明媚な宇治で、藤原一族の栄華を今に伝える平等院は、宇治川の西岸にあった源重信の別荘をその夫人から藤原道長が譲り受け、その子頼通が永承7年(1052年)、寺に改めたもの。
宇治川遊船風景
ゴール(宇治公園・塔の島)
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